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時をかける少女 /細田守 筒井康隆 2006

時をかける少女 [Blu-ray]時をかける少女 [Blu-ray]
(2008/07/25)
仲里依紗石田卓也


『時をかける少女』
 /細田守 筒井康隆・原作 2006

すみません。オンノベ紹介ブログなんですが、どうしても
書きたくって。よろしければ、ちょっぴり藤原の日常にも付き合って下さいませ。
(でも、基本本とかDVDとかについてしか書かないつもり 笑。)


■story

  待ってられない未来がある――

  紺野真琴は17歳の高校生。
  恋愛には興味がなく、幼馴染の功介と、友達の千昭と3人で過ごすのが一番大切な時間。
  そんな彼女が、ある日突然タイムリープの力を得て?

  変わらないで。
  終わらないで。

  誰もが経験した、あの、懐かしく切ない、戻れない時間(とき)。
  過去何度も実写化された、SFの巨匠・筒井康隆原作『時をかける少女』が、
  今、装いを新たに現代へと時を越えて還ってくる。

  原作『時をかける少女』の20年後・現代に生きる紺野真琴。
  彼女が見つけた「変わらないもの」とは?


  変わらないものを、探していた。

  きっと。
  きっと。
  時を越えていく思いがある。


■以下感想 (大幅ネタばれの上長文です。注意!)

  いやーー、超今更ですけど up さしてください。

  藤原実は、『時をかける少女』の大ファンで。たぶん、一番最初に認識した
  作品が、この『時かけ』だったと思います(でも大林版の世代じゃないよ。内田版でもない)。
  ちょっとややこしいので説明省きますが、藤原はこの作品とやたら縁があって、
  それだけに『時をかける少女』は藤原にとって少し特別なんです。
  だからといって、巷で言う大林版の方が、とかいやいや内田版でしょ、というのは全然ないんです。
  原作の書籍も含め、それぞれが素晴らしい。ただもう、特別なんです。

  って、私情はこの辺にしといて。
  もう、やばい。ほんっとに大好きだ。原作も読んでる者としては、「魔女おばさん」の存在が
  また、とても嬉しい。スタッフ皆が今までの『時かけ』のこと愛してるんだな、ということが
  伝わってくる。

  主人公の真琴は、本当にどこにでもいる高校生。若さゆえの自己中心がちな考え方、
  おやつやカラオケといった、大人から見れば「そんなことに?!」という風なタイムリープの
  使い道も、自分の過ぎ去った頃を思い返してみれば共感できると思います。

  千昭もね、本当に普通の男の子なんですよ。ただ一点、彼が未来から来たということを除けば。

  「川が地面を流れているのを初めて見た。
  こんなに人がたくさんいるところも。
  空が、こんなに広いんだっていうのも」

  彼の生きている時代が具体的にどれくらいなのかということは言及されていません。
  どうしてあの絵が、彼にとって特別なのかも。
  けれど、そういう「想像の余地」があるところこそまた、この作品の大きな魅力なのだと思います。
  (深町くんよりもっとずっと未来から来たんだろうなっては思う。)

  「帰らなきゃいけなかったのに、いつのまにか夏になった。
  ……お前らといるのが、あんまり楽しくてさ」

  どうしようもなく切ない。
  けれど、和子さんと違って、彼らが過ごした時間は本当に事実として存在してるんだよね。
  それはとても救いだと思う。

  奥さんの挿入歌と主題歌がまた、心を揺さぶるんです。
  歌詞がね、見事に主人公二人の心を表しているようで(挿入歌の歌詞では、
  千昭に真琴の気持ち伝わってたんだねってのも発見できるし)。
  劇中、歌中の双方に、「好き」という言葉が直接主役二人のやり取りに使われていないところも
  ニクい。最後がキスじゃないところも。

  最後のタイムリープで、主人公が時間軸に背を向けて落ちていくのではなく
  見据えているところと、ひたすら走るシーンが、これから先の彼女の未来を
  暗示しているみたいで秀逸。
  功介の「前を向いて走れ!」という科白も。

  原作の和子さんと違って、真琴は本当に「現代」のヒロインなんだな、と思います。
  きっと彼女は、ひたすら『時をかけて』いくのでしょう。待っていられない、未来があるから。


  どうしても書きたくて、オンノベを見に来てくださった方に申し訳ないと思いながらもアップさせて
  いただきました。このような好き勝手な長文にお付き合いしてくださった方、どうもありがとう
  ございます。


  藤原的には、彼らが再び逢うことはないのだろうな、と思っています(もちろん逢ってくれても、
  めちゃめちゃ嬉しいです)。
  ただ、二人の時代が交差することはないんじゃないかな、と。
  けれど、二人で交わした「約束」のように、真琴が精一杯生きて、彼女の走った「軌跡」を
  千昭の生きる時代まで伝えられたら、それは真琴が千昭に「逢いに」いったことになるのでは
  ないかな、と。
  お互い二度と逢えないことが解っている。その上で千昭の「未来で待ってる」と真琴の
  「すぐいく。走っていく」という言葉があったとして、其処に二人の想いの強さとこの映画の全てが
  凝縮されている気がしてなりません。

  この映画は、本当にたくさんのミスリードと伏線が張られていて、たくさんの
  解釈が可能な作品です。また、「想像の余地」もたくさんある。
  きっと、千昭の視点から見るとまた全然違うんだろうなあ。すごく葛藤とかあっただろうね。
  「未来に帰る」という絶対の中で、それでも真琴に気持ちを伝えられずにいられないところとか。
  何度タイムリープしても、その事実は変えられなかったところに、千昭の真琴を想う強さが
  見えます(結局「確定」された過去にはならなかったけれど)。
  あー、めっちゃ語ってしまう。見るたびに新たな解釈が生まれる、目からウロコな作品。
  本当に、いい作品に出逢えたものです。

  あー、生きててよかった-3




 さまようときのなかで。
 すれ違う人の中で。
 君という存在に出逢えたこと。
 君という存在を見つけられたこと。

 川が流れているのも。
 夕焼けがこんなにきれいなんだってことも。
 空が、こんなに青いんだってことも。

 全部全部、忘れない。



 何度でも。
 何度でも。

 前を向いて走っていく。


 『未来で待ってる』


 ねえ、すぐにいくよ。

 走っていくよ。

 まっすぐ、あなたに、逢いにいくよ。


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