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シリーズ:ラ・キト通りの子どもたち

シリーズ:ラ・キト通りの子どもたち
■作:スイ様
■掲載サイト:0℃の夢

■story(サイト様より一部拝借) ※PG-12(展開上、性描写・暴力描写・倒錯愛等有)

  「こんばんは。ラ・キト通りのお嬢さん」

  今はもう眠れるお城の足元にある、ラ・キトと呼ばれる古びた通り。
  そこに捨てられた子どもたちは、清らかなのは教会へゆき、淫蕩なのは
  娼婦になる。

  泣いている黒猫の前に現れた、直黒のコートを身に纏った若く美しい青年。
  白く淫蕩な花のもと、幼い黒猫に与えられた選択は――。
  くちづけに寄せて紡ぐ、醜く美しい御伽噺恋愛譚。


■以下感想
  娼館を舞台に繰り広げられる、西洋風恋愛譚。
  以前紹介させていただいたBLANCAでちょこっと触れた、スイ様の別作品です。

  物語に流れるおとぎめいた空気が素敵なのです。ひそやかで甘やか。
  まるで耳元で繰り返す、睦言のよう。
  けれど何故でしょう。同時に不思議で少しもの寂しい気配が流れている。
  出てくる子どもたち、みんなが穏やかだけれど少しずつ欠けている
  気がしました。誰もが、何かを探しているような。

  彼等の戯れめいたことばの遣り取りも魅力。戯曲か何かを見ているかのよう。
  もう、どうやったらこんな文章が浮かぶのか……!作者様に張り付いて見て
  いたい(ここにストーカーが誕生しました)。
  管理人は特に、蝶とコウノトリの遣り取りが好きです。

  「娼館」という要素も外せない。それは通じて、彼等が纏う空気に直結しているから。
  出てくる者はみんな、『ラ・キト通りの子どもたち』だと思います。
  どこまでも清らかで淫蕩で、必死。
  そしてとても、いとおしい。
  ラストに黒猫が見上げた聖母の表情と、娼館に訪れた帳の対照が印象的でした。


 それはむかしむかしの御伽噺。
 あいくるしいばかりの、ものがたり。


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いらっしゃいませ。 最終更新日>>2017.02.26
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