スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

完結:眠れぬ夜のお伽話

完結:眠れぬ夜のお伽話
■作:真乃 旦様
■掲載サイト:オブリガート

■story(サイト様より一部拝借)

  ――さあ、眠れぬ夜のお伽話を始めよう。

  眠れないのかい?お嬢さん。こんな夜は辛いものだね。
  そんな君には、これから素敵な物語を聴かせよう。紡ぐは
  この僕、シェヘラザードさ。
  なあに?月が近いって?
  ……大丈夫。今は手出しなんて出来ないから。 
  けれど紡ぎ終えたそのときは、どうか拍手をしておくれ。
  「そして願わくば、わたくしめに祝福のキスを」


■以下感想
 
  熱帯夜に窓辺を訪れた、奇妙な現代ファンタジー。

  蒸し暑い熱帯夜。少女は夜風を求めてカーテンを開く。
  そこに現れたのは、まるで時代遅れの舞台俳優のような、派手ななりをした
  若い男。
  眠れぬ夜を過ごす少女のために、リュートを片手に彼が紡ぐ七つの夜の物語。
  の、物語(アレ?)。

  短編小説を盛り込んだ入れ子細工のようなつくりになっていて、読者も少女と
  一緒に、吟遊詩人が語る物語に惹きこまれるようです。まさに寝苦しい夜に
  ぴったりのお話。……今は春だけど。むしろ肌寒い夜だけど。

  吟遊詩人が語る個々の物語が、それだけでしっかりと完結していて作者様の
  頭の中の創作の泉を見た感じ。すごいなあ。あんなふうに小さなストーリーが
  絶えず溢れていらっしゃるのでしょう。
  (ちなみに管理人は、その昔友人に『アホの泉』と呼ばれたことがある。
  すごくね?ね?)

  少女と吟遊詩人のやりとりも奇妙で、現実感がないというか、どこか不思議。
  後半謎めいた彼らのやりとりが一気にまとまっていくのが面白い。
  七夜の物語ということで中篇程度の長さなのですが、なんとも中身が濃かった。
  物語の終わり方が素敵です。

  シェヘラザードが誘う真夏の夜のお伽話。
  みなさまもご賞味されてはいかがでしょうか。


 夜の帳が、さやめくならば。
 僕の言葉を、あなたは戯言(ざれごと)と笑うでしょうか。
 されどそれは、ほんとうなのです。


 
スポンサーサイト
Comment
Trackback
Trackback URL
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
いらっしゃいませ。 最終更新日>>2017.02.26
*Recent articles*
*Recent comments*
皆さまからの拍手コメ・コメントetc.の返信です。ありがたや~
*Categories*
*Profile*

藤原コウ

Author:藤原コウ
当ブログへようこそ!

*管理人*
 長らくの放置状態に戦慄を
 覚えている社会人。
 もはや忘れ去られているであろう
 拙宅ですが、歳月を経てぼちぼち
 更新していく所存。
 

*管理人へのメール*

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
*Links*
管理人おススメ、オンノベ関連サイト様。
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。